• "市場出荷"(/)
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  1. 西尾市議会 2006-06-14
    2006-06-14 平成18年 教育経済委員会 本文


    取得元: 西尾市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-25
    西尾市議会 会議録の閲覧と検索 検索のやり直し 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2006-06-14: 平成18年 教育経済委員会 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 別画面表示ツール ツール 印刷表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 行ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 69 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 2 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 3 :  ◯市民部次長 選択 4 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 5 :  ◯委員岩瀬政明選択 6 :  ◯市民部次長 選択 7 :  ◯委員岩瀬政明選択 8 :  ◯市民部次長 選択 9 :  ◯委員榊原康三選択 10 :  ◯教育長 選択 11 :  ◯委員牧野次郎選択 12 :  ◯教育長 選択 13 :  ◯委員牧野次郎選択 14 :  ◯市民部次長 選択 15 :  ◯委員牧野次郎選択 16 :  ◯市民部次長 選択 17 :  ◯委員牧野次郎選択 18 :  ◯市民部次長 選択 19 :  ◯委員牧野次郎選択 20 :  ◯市民部次長 選択 21 :  ◯委員牧野次郎選択 22 :  ◯市民部次長 選択 23 :  ◯委員牧野次郎選択 24 :  ◯市長 選択 25 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 26 :  ◯委員岩瀬政明選択 27 :  ◯委員牧野次郎選択 28 :  ◯委員榊原康三選択 29 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 30 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 31 :  ◯教育部長 選択 32 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 33 :  ◯委員(大竹 忍) 選択 34 :  ◯生涯学習課主幹 選択 35 :  ◯委員(大竹 忍) 選択 36 :  ◯生涯学習課主幹 選択 37 :  ◯委員(大竹 忍) 選択 38 :  ◯生涯学習課主幹 選択 39 :  ◯委員(大竹 忍) 選択 40 :  ◯生涯学習課主幹 選択 41 :  ◯委員(中村行男) 選択 42 :  ◯生涯学習課主幹 選択 43 :  ◯委員牧野次郎選択 44 :  ◯教育部長 選択 45 :  ◯委員牧野次郎選択 46 :  ◯市長 選択 47 :  ◯委員牧野次郎選択 48 :  ◯生涯学習課主幹 選択 49 :  ◯委員牧野次郎選択 50 :  ◯生涯学習課主幹 選択 51 :  ◯委員牧野次郎選択 52 :  ◯教育部長 選択 53 :  ◯委員牧野次郎選択 54 :  ◯教育部長 選択 55 :  ◯委員牧野次郎選択 56 :  ◯教育部長 選択 57 :  ◯委員(大竹 忍) 選択 58 :  ◯生涯学習課主幹 選択 59 :  ◯委員牧野次郎選択 60 :  ◯生涯学習課主幹 選択 61 :  ◯委員牧野次郎選択 62 :  ◯教育部長 選択 63 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 64 :  ◯委員(中村行男) 選択 65 :  ◯委員牧野次郎選択 66 :  ◯委員榊原康三選択 67 :  ◯委員牧野次郎選択 68 :  ◯委員長杉崎愼一郎選択 69 :  ◯委員長杉崎愼一郎) ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◎開会・議事の件について ◯委員長杉崎愼一郎) 皆さん、こんにちは。時間になりましたので、ただいまから教育経済委員会を開会をいたします。  本会議におきまして、本委員会に付託となりました案件は、お手元に配付されております議案付託表のとおりであります。  お諮りをいたします。本委員会の議事は、議案付託表の順序により進めてまいりたいと思いますが、これにご異議ございませんか。    (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。よって、これより議案付託表の順序により会議を進めてまいります。        ───────────────────────── 2 ◯委員長杉崎愼一郎) 第1 陳情第8号 地域農林水産業活性化を図るための地産地消宣言を求める陳情書についてを議題といたします。  本陳情書を審査する上において、参考となる補足説明がありましたら関係部長から説明願います。 3 ◯市民部次長 特にございません。 4 ◯委員長杉崎愼一郎) ご質疑はございませんか。 5 ◯委員岩瀬政明) 地産地消宣言を求める陳情書でありますが、このたび残留農薬ポジティブリストの大変厳しい規制がされたと聞いておりますが、具体的に、わかる範囲でご説明願いたいと思います。 6 ◯市民部次長 ポジティブリストの関係と、それからもう1点、前に出ておりますトレーサビリティ(生産者履歴)の2点が主な内容でございますが、ポジティブリストにつきましては本会議の広中議員のご質問でご答弁申し上げましたとおり、本年5月29日より食品衛生法の改正により、すべての農薬使用や作物の残留農薬の基準が以前よりも厳しくなったと、その制度がポジティブリストの制度でございます。  例えば、農産物ごとに使用する農薬の残留基準が定められたり、残留農薬基準値のない農薬については、一律の基準値0.01ppmが適用されます。私どもといたしましては、特に生産者に対して注意を促している点といたしましては、飛散しやすい粉剤だとか液剤を使う場合、それから飛散しやすい防除機を使う場合、それから同じほ場に他品目の作物を栽培している場合、それから他の作物や隣の田畑が近接していて、遮蔽物がない場合、収穫間近の作物が近くにある場合、農薬の残留しやすい農作物が近くにある場合。例えば、その品種で言いますと葉菜類とかサヤエンドウとか、そういうもののたぐいについては、特に残留農薬の飛散に伴う量が蓄積される可能性がございますので、その点について、特に注意を促しているところでございます。  以上でございます。 7 ◯委員岩瀬政明) もう少し、規制は0.01ppmという大変厳しい規制がなされましたが、検査、チェックするのにいろいろと方式があるかと思いますが、例えばこういうものにはこういう機構がやるとか、そういうものがありましたらお教え願いたいと思います。 8 ◯市民部次長 これも本会議でご答弁申し上げましたとおり、大型の大量生産をしてみえる農家につきましては、経済連経由でチェックをいたしております。
     それから、今回、青果の市場の関係の方が、そういうことにいろいろ興味を持たれまして、市場出荷をするような場合については、トレーサビリティー(生産者履歴)と、それから残留農薬の関係のポジティブリストの制度を適用したものでないと、販売をする単価も違いますし、販売量も違いますというようなことが先回の説明会でございましたものですから、そういうものについては農家の方たちも十分ご注意をされると思います。  ただし、よく路地などで小さな小屋で売ってみえたりとか、地産地消みたいな形で近くの農家の方が出しているようなものにつきましては、チェックのしようがございませんし、それからチェック機関といたしましては、現在、豊橋の経済連の営農センターというところがございますが、1点当たり検査をするのに2万円かかります。ことしの秋から、単価も3万円に値上げをするという話を聞いておりますので、小規模の農家がポジティブリストをかけて出荷しようとすると、かなりの負担がかかります。それから、事務的にも生産者履歴をつくりながら、なおポジティブリストの制度にのっとってやろうとすると大変難しい状況があるかと思います。  以上でございます。 9 ◯委員榊原康三) 関連して、教育委員会の方へちょっとお尋ねしたいですけれども、市長方針でも極力地産地消を進めようという方針は出されているわけですけれども、そういう中で学校給食などにおいても、かなりそのことは進んでいるというふうに理解しているんですけれども、どの程度、地元で賄えるのかということと、それからもう1つは、そういった危機管理に対してどのように対処しておられるか、その2点、わかったら教えていただきたい。 10 ◯教育長 今、細かい数字等は私ちょっと言えませんけれども、お米、それから大豆については極力地産地消ということでやっております。  それから、お米につきましては豊明にある学校給食センター、あそこで一括まとめて取り入れるというようなことをやっておりますが、また機会を見てプリントを用意しまして、どのぐらいのものが地産地消しているかということをお見せしたいと思います。  以上です。 11 ◯委員牧野次郎) まず、先ほど教育長の方から、最近、声高に叫ばれている食育の市教育の中でも地産地消を進めているということで、大豆、米などが紹介をされました。最近の子どもさんの生活様式を見ていると、もちろん米、大豆の問題もありましょうけれども、脂質や、あるいは糖分だとか、そういうものに偏っている。根菜類だとか、葉物類がどうしても少なくなって繊維質というものがとられない、そうした食事に偏ってきているということは、きのうもちょうどNHKのある番組でもやっておりました。そういう食育の中で、私は大豆や米だけではなく地域の葉物や根菜類、こうしたものにも地産地消、あるいは地元の食べ物を教育の中で生かしていく、そして地域の産業として、また子どもたちが学んでいくという機会も、これから必要になっていくのではないかなというふうに思いますが、そうした取り組みはいかがでしょうか。 12 ◯教育長 最近は衣食住の食というふうに、食育への注目が非常に浴びておりまして、委員もご存じのように寺津小中が11月17日に全国大会をやると。そのメインテーマが食育であるということで、子どもたちもかなり食については研究し、それから栄養についても研究しているところであります。  それで、今、寺津では海産物あたりを、かなり地元のものを取り寄せているということも聞いておりますが、いずれにしてもそういう傾向にあることは事実でありますので、地産地消の運動をこれからも高めていきたいと、そんなふうに考えております。  以上です。 13 ◯委員牧野次郎) 今度は農水の方でお尋ねをしたいわけですが、地産地消ということで、先ほどポジティブリストのお話が出ました。先ほどのご説明だけだと、これからは小さな農家、こうしたものはどんどん市場から締め出されていくのではないかというような危惧を一方的に持ったわけです。例えば、今、西尾でいいますと、市長が福地の憩の農園を中心に地産地消を進めながら農業も産業の1つとして、基盤産業として育成していくという方針を出されているわけですが、憩の農園などでは実際にこうした問題にはどう対応されていくのか。それと、また農水としては、この地産地消についてどのように進めていく、あるいは地産地消を進めるためにどのようなことをおやりになっているのか、お尋ねをしたいと思います。 14 ◯市民部次長 憩の農園につきましては、農協が地産地消という産直で現在販売を、170軒ぐらいの農家がそこへ花から葉物、それから根菜類も含めてやっておみえになりまして、それをポジティブリストに合うような形で推進をしていただきたいということを考えております。  それから、もう1点、小規模の農家の場合につきましては、私どもといたしましては基本的に無農薬だとか、それから飛散防止をできるだけやっていただけるような形で推進をする以外にないかなというふうに考えております。なぜかといいますと、費用の問題がございまして、余り費用をかけて販売ができないわけでございますので、その辺のところを含めてトータルプランとして考える必要があるだろうと。憩の農園につきましては、今から基本計画をつくるわけでございますが、そういう中では食育の問題も含めて考えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上。 15 ◯委員牧野次郎) 取り組みとかは。今、地産地消で農水で取り組みの状況とかは。 16 ◯市民部次長 今は農家の方たちに、この間、広中議員のご質問にもご答弁申し上げましたとおり、広報でPRしたりとか、それから農協の方にもお願いして、それから全国農業新聞、それから私どもで愛中さんが、そういうものに非常に興味を持っておみえになりますので、愛中さんが先導して農家の方たちの残留農薬のチェックを、ある程度進めていったらどうかというお考えもあるようでございますので、まだ形になるかどうかわかりませんが、そういう形で進めていくことによって、初めて地元の八百屋さんにも対応できるのではないかと。ただ、学校給食の場合ですけれども、産直でそのまま出しますと、八百屋さん経由にならない可能性がありますので、その辺も含めてトータルで考えてみますので、よろしくお願いいたします。 17 ◯委員牧野次郎) これからの農政のことで、特に問題になってこようと思うのは、品目横断的経営安定対策ということで、農政改革法案の中で出されてきております。これでは、結局、面積要件等を満たさない農家が、助成金とか交付金の対象から外されていくということになってこようかと思います。  北海道を除く、ほとんどが4ヘクタール以上の農家には対象にしていく、それ以外は対象から外れていくということであります。西尾市で言うと、どの程度の状況なのか。実際に、その対象になる農家が全農家数のうちのどれぐらいになるのかについても、お尋ねしたい。 18 ◯市民部次長 お尋ねの品目横断につきましては、現在、19年度から動くということで準備をしているわけでございますけれども、たまたま農家の考え方、国の考え方で言いますと、WTOの関係で、海外の農産物と対抗できるような農産物を、ある程度の価格でつくれということが大前提でございまして、そのためには担い手農家に集中しないとコストを下げることはできませんので、そういう形で国は動いておりまして、その品目横断という形ができてきたわけでございます。その中で考えますと、西尾の場合ですと、今、数字は持っておりませんけれども、4ヘクタールではちょっと少ないかなと思います。もう少し上でないと稲、麦、大豆という今の水田を利用した農業としては、なかなか成り立たないのではないかなと思っておりますが、今、担い手が水田の関係で約30戸ぐらいございますので、その方たちを中心にブロックローテーションで進めておりますので、そこのところはある程度、安定した農業経営ができるのではないかというふうに考えております。 19 ◯委員牧野次郎) 西尾の統計を見ますと、経営耕地規模別農家数というのがありまして、これで平成12年ですと農家総数が3,065戸、そのうち200アール以上、4ヘクタールという基準がここにはついておりませんで、200アール以上の農家が96ということであります。ですから4ヘクタールだと、これよりさらに減ってくるということになろうかと思います。これは担い手ではなくて、農家の経営の耕作面積ですね。そうすると圧倒的な農家が、今後、補助金や交付金の対象から外されていくということで、大変行き詰まってくるのではないかなというふうに思うわけですが、そうした方たちが今度はコスト、それから価格で大きな、4ヘクタール以上と差が出るわけですから、当然、自分たちで流通ルートをつくったり、開拓していくということが必要になってくるのではないかなというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。 20 ◯市民部次長 今、お尋ねの200アールという考え方につきましては、私どもで言いますとその水田の耕作面積と、それから西尾は特に特殊でございますけれども、例えばキュウリだとか、それから花卉類がかなり多うございまして、花卉類を含めて考えますと、1人当たりの耕作面積というのはかなり下がってくるわけでございます。そういう中で、例えば水田の場合に限って申し上げますと、小規模の場合、どうやってやっていくかという話でございますけれども、市場流通で今、経済連経由で出しているものと、それから個別対応といいまして個々の農家の方が、例えば特別な米ですね、有機質米だとか、いろいろなものをつくられて、例えばホームページ上へ載せてインターネットで販売するとか、それから特殊なところにルートを設けまして販売してみえる方もおみえになりますので、そういう意味で言いますと、大きな経済圏を含めた農協経由のものと、それから個別対応のものと、二極分散をしていくのではないかというふうに基本的には考えております。 21 ◯委員牧野次郎) そうすると、当然、地域内流通だとか、そういうものが、これからそうした対象から外される農家について、西尾市では圧倒的な多数になろうかと思いますが、そうしたところにはより近いところの流通、また直接的な流通という必要性が高まってくるのかなと思うわけですが、最近、ある方からちょっと聞いた話ですと、市内の青果市場が閉鎖になっていくようだよというお話を、ちらっと耳にしたわけですが、そのような情報は届いていますでしょうか。 22 ◯市民部次長 西尾青果は2月に閉鎖をされましたので、そこは閉鎖をされたということでございます。その分につきましては、そこにあります愛中さんがお引き受けになるということは伺っております。  それから、流通の関係につきましては、私ども行政がタッチする部分というのは非常に難しゅうございまして、農業といえども経済行為をされるわけでございますので、例えば私どもで言いますと、ある農家の方は減農薬でお米をつくられたものを、特定な場所で販売するという形をとっておみえになって、それはかなり口コミで広がっておりまして、九州だとか、それからかなり遠隔地区まで販売ルートを持ってやっておみえになります。ですから、そういうものを自由競争の中で考えていただくということは基本だというふうに考えております。 23 ◯委員牧野次郎) 今、自由競争というお話が出ました。農業というのは、本当に自由競争に適しているのかどうか。これは国際的な問題でも、それから国内でも、ただ単純に自由競争だけでいいかというと、私は決してそうではないと。農業というのは、もちろん水の涵養だとか、地域の環境だとか、もちろんそういうものを自治体というのは政策を持って、環境保全のために農地をいかに持っていくかということが一番大切な観点だというふうに思います。市長、この点についていかがお考えですか。 24 ◯市長 今、いろいろ次長が申し上げましたけれども、私の公約にも地産地消で言ってるわけでありますけれども、委員言われますように国の政策がそういう方向でいってることは事実ですけれども、私は前々から、そういう国の方向もありますが、自分も農業を経験してきた1人として、農業をやることによって、農業は私は教育だと思っていますから、だんだん狭められていきますと、その勉強する人がだんだん少なくなってくるということを私は大変憂いておりますので、そういうことのないように行政として、市町でやれることは、そこを国の方針と若干違う場合があっても市民のためになることなら、それは行政が、僕は市でやれることはやっていきたいと思っております。  そして、全体を通して食べ物は安全・安心でありまして、もう1つは、そういうものが地元でとれたものを皆さんが安心して食べていただく、これが一番大事なことでありますけれども、農業に限らず、例えば今、僕はいつも言っておりますが、西尾にもデンソー、アイシンいろいろありますが、そういう人たちが少し自分たちの営業で西尾のものを使ってもらうおと。食べるものにしても、米にしても、それがずっと広がっていきますと大きな数字になってくると思いますので、そういうことも行政が企業にお願いをしてやっていくことが大事だなと、こんなことを思っておりますので、よろしくお願いします。 25 ◯委員長杉崎愼一郎) ほかに質疑もないようでありますから、これで終わります。  これより、本陳情に対するご意見をお願いいたします。 26 ◯委員岩瀬政明) 私は、地産地消ということは地域産業の活性化のみならず、生産者の見える健康野菜、そういうものを広めることは大変よいことで、ぜひ広めていただきたい。しかし、宣言を採択するということは、野菜など農産物の安全・安心の確立、特に残留農薬のチェック機能が確実に実施されなければならず、現時点では無理であります。よって、現状では本陳情は採択すべきでないと思いますので、よろしくお願いいたします。 27 ◯委員牧野次郎) 先ほどもいろいろ話が出たように、国民にとって、市民にとって農業と農村というのは、安全・安心な食料を供給するということについてももちろん、緑豊かな環境だとか景観の保全、それから洪水の防止だとか水資源の涵養として、大変かけがえのない存在であることで、こうした役割を多数の農家が住んで営農を続けられる、こうした環境をつくってこそ発揮されるものであると思いますし、またそうした中でも、一方、農家の後継者が現実に減少し続け、また高齢化も急速に進んだり、また担い手の問題もあれば集落の農業をどう維持していくのか、地域のさまざまな問題を抱えているところです。  こうした機会に、私はぜひとも今こそ関係者が力を合わせて地域農業の実際が求める対策を自治体も、また農協も、また農家も知恵と力を発揮して消費者、住民、農家の協働を強めて地域農業を守っていく、可能な限りの努力をしていくべき時期だというふうに思います。  そうした意味では、先ほどポジティブリストの残留農薬の話が出ましたが、ぜひともこういうことこそ、先ほど質疑の中でも出たように憩の農園でも対策がされるということですから、地産地消の中で知恵を合わせれば対応可能なことであろうと思います。そうした意味で、近年、地産地消や直売所だとか、また都市と農村との交流など取り組みが各地で広がってきておりまして、高齢者や女性、また兼業農家なども元気にそうした場所で活躍をされております。厳しい条件のもとでも、ぜひとも自治体や農協、住民が知恵を発揮して、可能な限りの努力をしていくべきであろうというふうに私は思います。  先ほども、市長も地産地消をぜひとも進めたいということでありましたから、そうした意味では、私はこの当陳情書について求められる地産地消宣言、私は市の意思としてぜひとも宣言をしていくのが妥当であろうと思い、この陳情書については採択すべきだというふうに思います。 28 ◯委員榊原康三) 私は、先ほどの岩瀬委員の意見と同じ考え方に立ちます。というのは、市長も言っておられるように、政策としてはできるだけ努めていくということを言っておられるわけですから、お互いにそういう方向の中で努力をし、その中で考えていくことだと思います。やっぱり、ここで宣言をしてやるというほどのものではないと、宣言はしなくてもいいということで、私は不採択に賛成いたしたいと思います。 29 ◯委員長杉崎愼一郎) ご意見を承りまして、地産地消は市長の方針でもございますし、学校給食にも利用されておりますけれども、残留農薬については大変問題になっており、現在、農薬のチェック機能が確立していない現状においては、採択すべきではないものと思います。これらの理由によりまして、本陳情につきましては不採択とすることに賛成の諸君の挙手を願います。    (賛成者 挙手)  挙手多数。したがいまして、陳情第8号は不採択と決定をいたしました。            ──────────○────────── 30 ◯委員長杉崎愼一郎) 第2 陳情第9号 錦城体育館に代わる市民体育館の早期建設を求める陳情書についてを議題といたします。  本陳情書を審査する上において、参考となる補足説明がありましたら、関係部長からご説明をお願いいたします。 31 ◯教育部長 特にございません。よろしくお願いいたします。 32 ◯委員長杉崎愼一郎) 質疑はございませんか。 33 ◯委員(大竹 忍) 若干、お聞きをしたいと思います。  この錦城体育館に関しましては、先般、市長の方から耐震性の問題とアスベストの問題で、取り壊しをしたいというお話が出ておりまして、それに伴って要望書等も出されて、錦城体育館はしばらく残すという結論が出ているわけですけれども、私は耐震診断がどのように出ているのか、この辺のご説明がなかったかと思います。  現状、現在の体育館棟の耐震診断がどのように出ているのか、それに伴って体育館棟は残すけれども、もう一方の事務棟の方は早期に取り壊しをしたいと、こんなお話がありましたので、あわせて両方とも耐震診断がどのように結果として出たのか、その点をまずお聞きしたいと思います。 34 ◯生涯学習課主幹 今の委員のご質問に答えさせていただきます。  体育館棟は平成8年3月に耐震診断を行っており、最低Is値は0.25でありました。それから、会議棟は平成16年11月に行っており、同じく最低値は0.41であります。  以上です。 35 ◯委員(大竹 忍) この体育館棟が0.25で、会議棟の方が0.41とありますけれども、耐震診断で合格という数値はどのようになっているのか。また、会議棟の方がこの耐震の数値はいいにもかかわらず、先般のご説明ですと、同時に取り壊しをするよりも、会議棟だけ取り壊す場合に1.5倍近くの費用がかかるということもご答弁がありましたけれども、その費用がかかるにもかかわらずなぜ取り壊されるのか、この辺をお尋ねしたいと思います。 36 ◯生涯学習課主幹 自分が伺っております合格値は、0.6ということを伺っております。  それから、体育館棟の方が悪いわけでありますけれども、会議棟は鉄筋コンクリート3階建てとなっております。診断結果だけ見ますと会議棟の方がいいわけですけれども、1・2階が特に悪い数値として出ております。この悪い数値といいますのは、阪神淡路大震災のときに見られましたように、1・2階が崩壊してつぶれてしまうというようなことが予想されます。また、以前、会議棟の手すり部分が一部落下したことがございます。たまたま駐車場でありまして、車などとまっていなかったものですから大事には至りませんでしたけれども、このようなことが何かあれば大変な事態を引き起こすことが懸念されますので、ご理解をお願いいたします。 37 ◯委員(大竹 忍) 今、落下の問題も出ましたけれども、現在の体育館棟の使用に関しての保険がかかっていると思います。使用者の方に、もし事故等があった場合に補償するという災害保険がかかっているかと思うんですけれども、この保険の中に地震災害が含まれているかどうか。もし含まれておりませんと、これだけの0.25という診断では、今後、地震災害保険に加入することはできないと思いますけれども、これが公共施設だと加入ができるのかどうなのか、この点をまず確認をさせてください。 38 ◯生涯学習課主幹 委員おっしゃいますように保険には入っておりますけれども、地震は補てんされません。また、耐震診断の結果によりまして、以後も保険に加入することはできませんので、お願いいたします。 39 ◯委員(大竹 忍) そうなりますと、しばらく代替施設ができるまでこの錦城体育館を使用していくという結論を、市長の方から出していただいているわけですけれども、もし災害があった場合に市が全面的にこれを補償していくのか、それともこういう現状ですよということを利用者の方にどう周知をされていかれるのか、この点をまず確認をさせてください。 40 ◯生涯学習課主幹 もし災害がありました場合には、市の方で補償なりしていくしかないと思われます。  また、この利用者に関しましては、利用される団体にそういったこと、危険性があるということを周知していただき、職員にも避難訓練等を行いまして備えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 41 ◯委員(中村行男) 市長が、ことし建物を壊すと言われまして、私もそれには賛成なわけでございますけれども、今回いろいろなご要望で、市長はしばらくの間、延期すると言われましたけれども、本当に危険の中にさらされて使用するということは、市長もしばらくの間と言われましたけれども、非常に危険度の高いところの場所を使用するということで大変心配でございますが、今、保険の方も、余りこれからはそんな危険な箇所では保険が使えないと、でも補償はしなければいけないということでございますので、私としては早急に取り壊し、また新たな体育館建設が必要かと思いますけれども、私が思うに、代替のいろいろな施設ですね、学校の体育館もそうでございますが、公民館等もございますし、そういうところを極力利用されるようにアピールされる考え方はないでしょうか。 42 ◯生涯学習課主幹 少人数の利用であれば、例えば卓球ですと各公民館に卓球台が四、五台ずつ備えつけてありますし、それから総合体育館にも大グループであれば使える余地は十分にございますので、そちらの方を使っていただけるようお話をしていきたいと思います。 43 ◯委員牧野次郎) 先ほども話がありましたように、市長の方から錦城体育館については当面の間、取り壊しを延期していくという方針転換をされたわけであります。先ほど、大竹委員からも話があったわけですが、当然、当面の間でも、いろいろ耐震性の問題もいろいろ危惧されるわけでありまして、その当面の間でも、例えば落下防止ネットで落下防止策を行うのか、あるいはどうにも危険な箇所と見られる場所には安価な対策をしていく、こうしたお考えがあるのかどうか、その点をちょっと確認をさせていただきたいと思います。 44 ◯教育部長 今のお話ですが、そういった、なるべく余分な経費をかけないということも考えておりますので、落下防止策などをやっても使えないような事務所棟であれば、私はやる必要はないということを考えておりますので、そういったところで市長の方針どおり、会議棟の方については早く取り壊しをしたいという考えでおりますので、よろしくお願いいたします。 45 ◯委員牧野次郎) 余分な費用はかけたくないと、これは大変驚いたお話で、会議所棟の方は余分な費用をかけて先行して早く取り壊す、勤労会館の方は市民利用を制限して、そちらの方に商工会議所を引っ越してもらうと。その一方で、体育館については費用はかけたくないと、これはちょっと矛盾しているのではないかなと。やはり、当面の間でも利用していただくんだったら、私は別に、すぐに耐震改修とアスベスト対策をやって、そして体育館を長く利用できるようにしなさいということを、今、求めているわけではないですが、まずは当面の間でも一定の、例えば先ほど、実際に落下する危険性があるという話があれば、これは一定の落下防止のネットだとか、これはそんなに莫大な費用がかかるものではありませんよね。こうしたものもやっていくべきではないか、あるいは落ちそうなところは事前に取り除いておくというような、一度チェックをきちんとしておくことも必要ではないかなと思いますが、どうですか。 46 ◯市長 言葉のあやで誤解があってはいけませんので、私からお答えしたいと思いますが、管理責任者として安全確保が第一でありますので、それは管理責任者が情勢を見まして、どうでもというときは必ず市民の安全のためにきちんとします。あとのことは、今、申し上げましたとおりでありますので、よろしくお願いします。 47 ◯委員牧野次郎) それは、当然な姿勢だと思います。この陳情では、市民の活動について代替の場所を確保してくださいということでありました。先ほども、ほかの公民館施設や多目的ホールですね、そうしたものの利用をということはアピールしていきたいというお話はされましたが、実際に今、錦城体育館を利用してみえる方が年間3万人というお話で、こうした方たちが実際に代替場所を確保できるだけの施設が十分にあるのかどうか。最近の話を聞いておりますと、学校開放で体育館の開放などもされていても、そこも市民が思うような日にちは、なかなかとれないという状況だと聞いておりますし、また施設規模もあれば、この陳情の中でも出ているように身近なところということも含めて、さまざまな条件がかかってこようかと思いますが、そうした中で十分な代替場所が確保できるのかどうか、この点について確認をさせていただきたい。 48 ◯生涯学習課主幹 代替場所につきましては、今現在、錦城体育館でやってみえる曜日と時間、そこからはずれてしまうかもしれませんけれども、勤労体育館、体育館の空き状況を見ますと十分入る余裕はございますので、その辺でよろしくお願いいたします。  総合体育館のアリーナ、それから卓球場もございますので、十分入る余裕はございます。 49 ◯委員牧野次郎) それなりに我慢してくださいということだろうかというふうに理解しておきます。  陳情の理由の3番目にありますのは、地域体育館として建設された鶴城体育館は、現在は鶴城中学校の体育館が取り壊されたため同校の専用に等しく、一般市民はほぼ使えないのが現状というお話ですが、これは実態はどうなっているのか確認させていただきたい。 50 ◯生涯学習課主幹 鶴城体育館につきましては、アリーナはここに書いてありますように、昼間部分につきましてはほぼ鶴城中学校の専用になっております。しかし、卓球場、それからトレーニングルーム、その辺は昼間の部分でも一般市民が利用できるようになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 51 ◯委員牧野次郎) 当然、代替施設ということで、今の方針としては今川地域内での新体育館の方向性が示されていると。これは認可がまだですから、具体的などこどこの何々さんの用地を取得してというところまではまだ言えないかと思いますが、大ざっぱで結構です。例えば、現在の西中の体育館はどうしていく方向なのか。社会体育施設として、今度つくる新体育館はどの程度の規模をおおよそ見込んでいて、それは学校の利用とどういうふうな兼ね合いになっていくのか。それは、新体育館で今の錦城体育館のキャパシティーを十分維持できるのか。それは、もちろん建物だけの大きさというのではなくて、それは学校と一緒に使うことになるなら、それを踏まえた上で市民の利用が十分確保される、そうした計画にしていくというつもりなのかどうか、その点も確認をさせていただきたい。 52 ◯教育部長 まず、西中の体育館の関係ですけれども、昨年、床の張りかえ工事をさせていただきました。改修をさせていただきまして、今年度におきまして耐震の改修をしていきますので、西中の体育館につきましては、当分の間は、そのまま学校の体育館ということで使用していきます。  今回、錦城体育館の代替となる体育館の建設につきましては、位置だとか、そういうものについてはちょっとここでは申し上げられませんが、これは今、用地交渉の最中ですので、余り相手の方も刺激したくないということがありますので、ちょっとご容赦願いますが、規模的には、まだ基本的な構想はできておりませんが、鶴城体育館よりも大きめの構想で考えております。  1つ、誤解があるようですのでお話ししておきますが、鶴城体育館もつくるときには、あれは本来、学校の体育館の目的でつくっております。これはご承知だと思いますが、そういう中で、昼間は学校が使っているという位置づけにあります。今回の西中の場合も、現在、使っているのが、幾ら耐震改修をやろうと床を張りかえようと限度がありますので、これは今後どこまでということは今言えませんが、ゆくゆくは当然、学校とも共有で使っていくということですが、先ほど言いましたように現在の鶴城の体育館よりもかなり大きくつくりたいなという、今、構想を持って市長とも詰めておりますので、そういった中で補っていけるのではないかというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 53 ◯委員牧野次郎) 当面、西中の体育館を残して、それで新たに新体育館の方は社会体育施設としてつくるわけですが、これは学校の利用が主になるということの確認でよろしいでしょうか。学校教育の方が優先的に利用できると。西中の体育館を今後どうしていくのか、このことについても耐震もあれば、面積要件も学校の基準としては不足しているわけですから手狭で、生徒、それから父兄が卒業式や何かでも入りきれないという状況や、またかなり老朽化していて、これも建てかえという方向が出されているというふうに認識をしておりますが、西中の体育館はどうなっていくのか。これは近い将来、新体育館の方に移行していくという考えではないかなと思っていたわけですが、もう少し詳しくそこら辺を説明いただきたい。 54 ◯教育部長 新体育館が、現在、建設場所も公表しておりませんので、ちょっと答えづらいところもありますが、今現在では西中の体育館の代替ということで、新体育館をつくっていく考えではございません。ただ、今、言われましたように西中の体育館も狭いということで、今現在、部活などでも、本来なら室内でやりたい部活があります。それが体育館が手狭ということもありまして、外でやっている部活もありますので、そういったものについては新しくできた体育館を利用して使うということは想定されますが、すべて学校が使っていくという構想は今現在は持っておりません。ただ、先ほど言いましたように西中の体育館があと10年、15年、どれだけもつかわかりませんが、そのときにどういった形で整備するのか、西中の学校の体育館として新たに整備するのか、今回つくる体育館を学校とも併用の中で使っていくのか、それはそのときの利用状況も見ながら検討をしていきたいという考えでおりますので、今ここで細かい答弁はできませんので、よろしくお願いいたします。 55 ◯委員牧野次郎) 西中の体育館は耐震改修が完了しておりましたでしょうか、今年度やるの。それで面積要件の問題については、これは広げるとか、そういう話はないわけですね。 56 ◯教育部長 面積要件について、現在の体育館を広げるという構想は持っておりません。  以上です。 57 ◯委員(大竹 忍) もう1点だけ確認させてください。  この陳情の題にありますように、今、出ました新体育館は錦城体育館にかわる市民体育館としての位置づけ、これで間違っていないかどうか、この点だけもう一度確認をさせてください。 58 ◯生涯学習課主幹 学校の体育館ではなく、市民体育館ということでご理解願いたいと思います。 59 ◯委員牧野次郎) 過日の部会だったと思いますが、錦城体育館について耐震改修とアスベスト対策を2億円かけて行った場合に、錦城体育館の施設の利用はどれぐらい延命されるのかというお話をしたら、7年間というお話がされたと思っております。これは議事録を見れば間違いないかと思いますが、私の記憶では7年間という数字が出ました。何か根拠があるのかどうか。日本の鉄筋や鉄骨の建物で言うと、100年以上経過した建物はないわけですね。外国では、どこでも100年以上の建物が残っている。もちろん、日本というのは地震の多い国ですから、これは単純に比較できるものではありませんが、ただ一方で、きちんとそれをメンテナンスして必要な費用をかければ、その施設の利用の延長が今できていくのではないかなというふうに思うわけですが、この7年間と言われた根拠が何だったのか、もう一度わかりましたらお願いしたい。 60 ◯生涯学習課主幹 お答えさせていただきます。  自分も7年間とはっきり覚えてはいませんけれども、耐震改修をやったからといって、俗に言われています、鉄筋コンクリートは50年とか60年という数字でよく言われますけれども、その数字は変わらないということは申し上げた記憶がございます。 61 ◯委員牧野次郎) 50年という話は、要するに償却ですよ。償却期間が、鉄骨だと50年というふうに言われている内容で、今、鉄道やさまざまな公共施設が、これはきちんとメンテナンスを行っていくことで、施設が延命されていくという話も出ておりますけれども、こうした試算ではなくて、あくまでも償却をもとに考えた数字だろうということですね。 62 ◯教育部長 ちょっと先ほど言いませんでしたけれども、もう1つ、状況をお知らせしておきたいのが会議棟の方なんですが、先ほど主幹の方が言いました耐震関係で、1・2階が悪いということで、3階はいいんですが、頭でっかちということでかなり危険性があるということと、それから手すりが剥離するということでお話申し上げました。ですから、落下防止はやりませんよというお話をしましたが、さらに調査の結果では、地下室だとか地下室の床、あるいは壁、あるいは1階の事務室の壁、こういったところにクラックも入っております。それから、2階の床にもクラックが入っております。こういったことで鉄筋コンクリート関係ですと、当時の使用材料によって中の鉄筋もかなり傷んでいることも想定されますので、中の鉄筋の検査はまだしておりませんが、そういったことがかなり想定されます。  したがいまして、先ほどから言いましたように会議棟の方については、かなり傷んでいるということで考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 63 ◯委員長杉崎愼一郎) ほかに質疑もないようでありますから、これで終わります。  これより、本陳情に対するご意見をお伺いします。 64 ◯委員(中村行男) 陳情書の内容は、錦城体育館取り壊し計画に伴い、新体育館の早期建設並びに現錦城体育館利用者への代替場所の確保であります。新体育館につきましては、さきの本会議で市長の答弁にありましたように、早期に建設していく趣旨の発表をされました。体育館棟の取り壊しにつきましては、市長の答弁により、しばらくの間ということで答弁されておりますので、また小グループであれば、先ほど言いましたように地区の公民館のホールで卓球等もできますし、大きな大会等であれば総合体育館や勤労会館の利用も可能であります。よって、陳情書の趣旨については、市側は既に取り組んでいるため不採択すべきと考えます。  以上です。 65 ◯委員牧野次郎) 私は、この陳情書の内容について読まさせていただきますと、これは体育館を利用されている市民の率直な思いが反映されているのではないかなというふうに思います。多くの方が利用していた体育館が、当初はいきなり3月の時点で、9月で閉鎖ということで報告されて、多くの方が不安になられた。今まで、とりわけ錦城体育館でずっと長年使われている方々にとっては、本当に切実な思いではないかなというふうに思うわけです。  そうした中で、私も今度の議会でも、あるいは3月議会でも、いろいろ市長に進言をいたしまして、市民、利用者のまず声をきちんと聞いて、それから方向を出していくべきではないかということをお尋ねをしたわけです。そうした中で、こうした陳情が出てきたわけで、その思いは、私は本当にこれは大切にしなければいけないものだというふうに思いますし、そうした中で陳情の理由についても、いずれも単純に考えられるかどうかというと、これはほかの施設の建設や何かとあわせて、総合的な計画の中でやっていくべきものであろうし、逆に言えば、私から言えば本当に錦城体育館を取り壊すのがいいのか、それさえも私は疑問に思っているわけですから、さまざまな考えがあろうかと思います。だけれども、それにしても4,156名の方が短期間にこうした思いを出してきた内容でありますから、私は何ら、議会がこうした陳情を市民にかわって市の方に提出をしていく、こうしたことを議会が差しとめるような、こうした態度はとるべきではないと。市民の声を真っ直ぐに市長に届けていただく、市長も常々10万6,000市民の思いを真っ直ぐに受けていくということを言っておられますから、私は議会としては、こうした陳情は市長に前向きに対処していただくよう提出をしていくべきだというふうに考えます。  そうした立場から、私はこの陳情書は採択がふさわしいのではないかというふうに考えます。 66 ◯委員榊原康三) 市民が体育施設を利用して健康づくりに励んでいくということは、施策の上でも大事なことだというふうに思っております。しかし、錦城体育館につきましては、当初は総合体育館建設の時点で壊すということになっていたのが、ずっとずるずる使われたと。そのことは悪くないですけれども、壊していたらどうだったかなと思うと、別の方法は考えられたと思うんですよね。今、そういう中で考えてみるときに、前からそういう心配をしながら、新しい体育館をつくっていこうということで鋭意努力してこられて、今そういう段階になったわけですよね。そういう方向を持っているということもありますし、行政として最大責任は安全管理ですよね、危険に対する管理責任というのは問われるんですから、そのことも頭に入れながら対処しなければならないと思うんです。そういうことを理解いただいて、全然ほかの施設の取り組みをされていないということではなく、既に取り組んでいるわけですから、若干の不都合は来すかもしれませんけれども、これは費用の問題もございますから多少の我慢はしていただきながら、代替施設は大いにあっせんしていただいて、公民館とか、あるいは勤労会館だとか、そういうところもできるだけ使っていただきながら、学校の施設もそうですけれども、そういうことをしながら市としては新しいものをできるだけ早くつくっていく、そういう方向の中で危険に対する対処ということもしていかなければならないですから、その辺は理解をいただいて対処すべきだと思うんです。  したがって、陳情者の意向を頭に入れながら対処しているわけですから、ここで採択しなくてもいいというふうに思います。方向を出しているものを、またそれを採択していくのはおかしくなるわけです。市民の声を無視しているわけではありませんから、そういう方向でいってるということで、中村委員が言われたように不採択ということで私はいくべきだと思います。 67 ◯委員牧野次郎) 陳情についての考え方でありますが、私は陳情を議会が採択して市長にまた意見を出していくと、これは別に市長に必ず義務づけをして、こうしなさいという態度を決定づけるものではありません。まずは、そうした中で市長が住民の声を聞く、こうした姿勢の中で調整を図っていく、そうした姿勢が求められることが当然、前提になろうかというふうに私は思いますし、そうした意味でも、私はこの陳情書をちゃんと市長の方に議会として送り届けていくべきだというふうに言ったわけです。
    68 ◯委員長杉崎愼一郎) ご意見を承りましたけれども、陳情書の内容につきましては、錦城体育館取り壊しの計画に伴い、新体育館の早期建設並びに現錦城体育館利用者への代替場所の確保であります。新体育館については、さきの本会議で市長の答弁にありますように、早期に建設をしていく旨が発表されております。体育館棟の取り壊しにつきましては市長の答弁により、しばらくの間ということではありますけれども、取り壊しが既に延期をされておりますし、また小グループであれば地区公民館のホールで卓球等もできますし、大きな大会であれば総合体育館や勤労体育館の利用も可能であります。よって、陳情書の趣旨については、市側が既に取り組んでいるために不採択とすべきと考えます。そういうことで、本陳情につきましては不採択とすることに賛成の諸君の挙手を願います。    (賛成者 挙手)  挙手多数。よって、本陳情は不採択すべきものと決定をいたしました。        ───────────────────────── 69 ◯委員長杉崎愼一郎) 本日の委員会は、これをもってすべての議案の審議を終えました。ありがとうございました。  これをもって教育経済委員会を閉会といたします。                             終 発言が指定されていません。 西尾市議会 ↑ ページの先頭へ...